「なんかスッキリした顔してるな」


『えへへ…ごめんね憲ちゃん。付き合わせて…』


「気にすんな!ほら!出発するぞ」


『はい。』







あの場所に向かう途中、
真っ白な花を買った。




「おっ?なんだか…どこぞのお嬢様みたいだな。」


『なにそれ!』



車の中から茶化す憲ちゃんに呆れながら乗り込む。








この時、ある視線に私は気付いていなかった…