『今さら…俺は何もしてやれない』


「…光。」



舞が泣きだした。


「公園にいたあの人と付き合ってるの?」



『いや…付き合ってない。』


「じゃぁ…」


『付き合ってないけど、俺のすべてをかけて守りたい人だ。これ以上どうしようもないほど惚れてる』





「…また来るわ」






舞が店から出ていった 



なぜ、今さら…


でも 関係ない…


もう俺は美雨しか見えない




そう…この時、俺はまだ舞の本性を見抜けていなかった。