「美雨、綺麗になったなぁ」


「本当に…光もいい男になったわね」



少し離れた所で、光と美雨が楽しそうにゲームをしている。


俺と由美は、それを眺めながら飲んでいた。


「さっき光が聞いてきた…

美雨に何があったのか」



「…まさか、話したの?」

「いや…もう少しだけ時間が必要だから待ってやれないかって言った。」


「そう…」


「光が言うんだ…
何かを抱えてるって…
その何かと自分の間で美雨が壊れる気がするって…」

「……」


「…俺、なんて答えていいか迷ってさ…」


「大丈夫よ。あの二人見てよ…もう寄り添い合うのが自然なんだから…
きっとお互いの気持ちを伝える時がくるわ…」