∞ 雪和 & 和紗 ∞
「和紗ッ! もうあの子たちついてきてないよッ!」
必死に走って辿り着いた場所は5年前のあの公園。
――偶然?それとも……お互いがそう思った瞬間――。
「雪和……俺は雪和が今でも好きや! ずっと雪和しか見てないし、雪和だけを見てたい。ずっと俺と、一緒にいてくれへんか?」
返事は数秒後……
「和紗、私も和紗の事しか見てへんし、和紗だけ見てたい。私とずっと一緒にいてください! 和紗……大好きやでッ!!」
束の間の別れを告げたあの日から――きっとお互い考えてた。
――この場所でもう一度始めよう、と。
「真似すんなよ」
「和紗の方こそ真似せんとってよ」
どちらともなく手を繋ぎ、歩き出す。
「あ、ねぇ和紗。曲プレゼントしてくれるんちゃうん?」
「あ、そうや。けど、戻ったらまたアイツらいてそうやし……俺の部屋でも行くか?」
「うんッ。久しぶりにマコトさんにも会いたいしッ」
「……マコトさん今、旅行中やけど」
「え……って、じゃあ2人きり?」
「…………イヤか?」
「ううん……。イヤちゃうよ。……ねぇ和紗」
「ん?」
「……めっちゃ好きやで」
「俺も、めっっちゃ好きッ!!」
bitter sweet
Fin.
「和紗ッ! もうあの子たちついてきてないよッ!」
必死に走って辿り着いた場所は5年前のあの公園。
――偶然?それとも……お互いがそう思った瞬間――。
「雪和……俺は雪和が今でも好きや! ずっと雪和しか見てないし、雪和だけを見てたい。ずっと俺と、一緒にいてくれへんか?」
返事は数秒後……
「和紗、私も和紗の事しか見てへんし、和紗だけ見てたい。私とずっと一緒にいてください! 和紗……大好きやでッ!!」
束の間の別れを告げたあの日から――きっとお互い考えてた。
――この場所でもう一度始めよう、と。
「真似すんなよ」
「和紗の方こそ真似せんとってよ」
どちらともなく手を繋ぎ、歩き出す。
「あ、ねぇ和紗。曲プレゼントしてくれるんちゃうん?」
「あ、そうや。けど、戻ったらまたアイツらいてそうやし……俺の部屋でも行くか?」
「うんッ。久しぶりにマコトさんにも会いたいしッ」
「……マコトさん今、旅行中やけど」
「え……って、じゃあ2人きり?」
「…………イヤか?」
「ううん……。イヤちゃうよ。……ねぇ和紗」
「ん?」
「……めっちゃ好きやで」
「俺も、めっっちゃ好きッ!!」
bitter sweet
Fin.



