∞ 和紗 side ∞
リンリンシャンシャンうるさい……。そっか。今はクリスマス時期なんや。街中が赤と緑で埋め尽くされてる……はずやのに。
「なんやねん、どこ見ても白と黒ばっかりやんけ……」
サンタの着ぐるみ着てる奴……サンタは赤い服やろ、なんで黒やねんな。
「俺の目がおかしいんかな……」
色とりどりのはずの街のディスプレイが、俺には全部白黒にしか見えへん。
「……あ、アレ雪和似合いそう」
一件の店のショーウィンドウ。長いコートを着たマネキンの首元にめっちゃ真っ白くてキレイなマフラー。
ぼーっとしながらその店に入ると、店ン中の客とは明らかにタイプの違う俺に店員が話しかけてきた。
「いらっしゃいませ、プレゼントをお探しですか?」
「……あの、マネキンがつけてる真っ白のマフラー……」
「あちら、お色違いもございますよ」
丁寧に接客してくれる店員さんに、俺は首を横に振って「白がいいんです」と言った。
誕生日プレゼントや、と言うと、その店員さんは気を利かせてめっちゃ可愛く包装をしてくれた。
リンリンシャンシャンうるさい……。そっか。今はクリスマス時期なんや。街中が赤と緑で埋め尽くされてる……はずやのに。
「なんやねん、どこ見ても白と黒ばっかりやんけ……」
サンタの着ぐるみ着てる奴……サンタは赤い服やろ、なんで黒やねんな。
「俺の目がおかしいんかな……」
色とりどりのはずの街のディスプレイが、俺には全部白黒にしか見えへん。
「……あ、アレ雪和似合いそう」
一件の店のショーウィンドウ。長いコートを着たマネキンの首元にめっちゃ真っ白くてキレイなマフラー。
ぼーっとしながらその店に入ると、店ン中の客とは明らかにタイプの違う俺に店員が話しかけてきた。
「いらっしゃいませ、プレゼントをお探しですか?」
「……あの、マネキンがつけてる真っ白のマフラー……」
「あちら、お色違いもございますよ」
丁寧に接客してくれる店員さんに、俺は首を横に振って「白がいいんです」と言った。
誕生日プレゼントや、と言うと、その店員さんは気を利かせてめっちゃ可愛く包装をしてくれた。



