「あれ、和紗くん。おかしいな、僕の時計……まだ11時にもなってないんだけど」
「うん。早引けしてきた!」
……めっちゃ嫌味たっぷりに聞こえた言葉に、あっさり即答する和紗。と、“マコトさん”と呼ばれた男の人が私を見つける。
「いらっしゃい。和紗くんの彼女?」
「違いますッ!!」
「そんなにムキにならなくていいよ。えっと……ゆきなちゃん、だね?」
男の人はくすくす笑いながら私の名前を当てた。まさか、この人が叔父さん?どう見ても20代……。
「なんで私の名前……」
「和紗くんから話は聞いてるよ。とてもからかい甲斐のある子がいるって」
「わ~ッ!! マコトさん何ゆうてんねんッ!?」
和紗がマコトさんの口を押さえようと背伸びをするも、両手をマコトさんに制される。
「かぁずぅさあッ!!」
「なッなんやねん! ホ、ホンマの事ゆっただけやんけッ!!」
開き直りながらも、マコトさんの後ろにちゃっかり隠れる和紗。それを穏やかに笑いながら見つめるマコトさん。
「はいはい、とりあえずお茶にしようか。ゆきなちゃん、ココアでいいかい?」
「うん。早引けしてきた!」
……めっちゃ嫌味たっぷりに聞こえた言葉に、あっさり即答する和紗。と、“マコトさん”と呼ばれた男の人が私を見つける。
「いらっしゃい。和紗くんの彼女?」
「違いますッ!!」
「そんなにムキにならなくていいよ。えっと……ゆきなちゃん、だね?」
男の人はくすくす笑いながら私の名前を当てた。まさか、この人が叔父さん?どう見ても20代……。
「なんで私の名前……」
「和紗くんから話は聞いてるよ。とてもからかい甲斐のある子がいるって」
「わ~ッ!! マコトさん何ゆうてんねんッ!?」
和紗がマコトさんの口を押さえようと背伸びをするも、両手をマコトさんに制される。
「かぁずぅさあッ!!」
「なッなんやねん! ホ、ホンマの事ゆっただけやんけッ!!」
開き直りながらも、マコトさんの後ろにちゃっかり隠れる和紗。それを穏やかに笑いながら見つめるマコトさん。
「はいはい、とりあえずお茶にしようか。ゆきなちゃん、ココアでいいかい?」



