「それで、あの女は何で私に切れてたの?」
「それはなぁ、お前が俺達と一緒にいるからだ」
「は?」
今までだまっていたツカサが天井に向かってタバコの煙を吹き出した。
「あの女は入れない、この部屋にも、レツの車にも」
「何で?私普通に入ってるじゃん」
「ここは関係者しか入れねんだ。」
は?私風神でもなけりゃ関係者でもないし
「ジュンちゃんは特別、」
そう笑ったハルマに私はポカンと口をあけた
私がどうして特別なのかは分からない
けど 彼女の自分が入れないのに、いきなり現れた見ず知らずの私がこの部屋やレツの車に乗っている事で切れていたのは分かった。



