私はハルマの後ろをゆっくり着いていくけれど


レツと彼女が階段で話しているため非常に通りずらい空気



でもハルマはそんな事お構い無しに通ろうとするみたいで、

私も二人の横を通りすぎようとした時




「じゃあ何でこの女は上に行こうとしてるわけ?あの車にだって私は乗せてくれないのに何でこいつはいいのよ!!」




一段目の階段を上ろうとした私の鞄をレツの彼女が思い切り引っ張った。


その衝撃で一段とはいえ階段は階段なわけで、私はガタンと段差から落下した


その音で前を歩いていたハルマが勢い良く私へと振り返る



「だいたい何なのよこの女!!」



落ちたときにひねったのか、足首がジンジンする。

ジンジンして熱さまで感じてくる



「おい、てめぇ!!」



その光景をみたハルマがハルマじゃない声をだしてレツの彼女に掴みかかろうとしたとき




「ハルマ。」