「ふーん、でもそれ危なくない?」 オレンジジュースをガラステーブルにこつんと置くとハルマに視線を戻した 「ジュンちゃんは優しいね。でも大丈夫、それが俺やレツ 他の奴らの生きがいだからさ」 ここでも出てきた男のロマン どうやら暴走族はロマンと言うやつで出来ているらしい… 「そっか、なら良いけど」 私は気が付いていなかった。 少しの興味と少しの好奇心、彼らの言うロマンとやらを一緒に見たいと思いだしている自分に…―