REAL HOPE Ⅰ




ガヤガヤ騒がしいのはいつもの事



輝くライトはいつも私の目を細くさせる。



コツコツと鳴る自分のヒールの音なんて響かない


それでもこの日はいつにもまして人が少なかった。



……………




冬の空色が濃くて寒さが増して感じるのは何故なのだろう、



「はぁー…」



私は手に息をかけながら今日も街に足を踏み入れた。



レツに言われた事が少し気になったけど



もうきっとあいつらに会うことなんて一生ないんだと思ったら、どうでもよく思えた。