REAL HOPE Ⅰ




とくに何をするんでもない一日はこんなに長いものだっただろうか




一人の時間はこんなにも詰まらないものだっただろうか




久々に過ごした一人という長い時間がやたら私を孤独に感じさせて


なんだか無性に切なくなった。




今までずっとこうやって生きてきたのに



何も信じず

繋がりも求めず



ずっと一人で生きてきたのに…




どうしてこんなにもポッカリとしているんだろう。




あの時のレツの顔が私の脳裏から離れてくれない、



ちょうど視線に入った3日前からずっとベッドサイドに置いたままの携帯の電源を



私は久々に押した。