でもその中でも こんな私でも 「今日も遅刻かよ~」 自分の席に座りながら声がした隣に視線を移す 授業中なのにノートも何も出さず頬杖をつきながら馬鹿にしたように骨格を上げる彼 「ミサキに言われたくない。」 切れ長の目がさらに少し細くなる。 「お前より俺の方がましだっつーの」 隣の席のコイツは私にしては珍しく良く話す人物 きっと私にとって、一番友達に近い存在。