だけどそれはたんに
ミサキと付き合っていると誤解された事が嫌だったのか
違うといっているのに信じてくれない事が嫌だったのかは分からない…
「じゃあ何であんなことしてんだよ。」
レツの言うあんな事とはきっと、ミサキが私の肩に腕を回してたってこと
「それは学校でいつもあんなんだから気にしてなかったって言うか…」
そう発言した私にレツの眉間のシワがさらに深くなったのが分かる
学校で良くともにしている私達、だから私はいつもあんな感じのミサキに抵抗なんかなくて
得にミサキのその行為に意味がないと分かっているから気にしてなんていなかった。
「………んなよ」
「へ?」
「そういう事すんなよ。」
力強く私を見つめているのに、その声はいつもより小さくて
何だか無性に胸がぎゅっとした。
だからかもしれない、私の口からこんな変な言葉がでたのは…
「じゃあレツも他の子バイクに乗せないで…」
一瞬ビックリしたように見たレツだけど
「あたりめぇだろ、」



