「あぁ、そういやぁミサキも北浦高校か」



ツカサが思い出したようにそういった。




ツカサ ハルマ レツは中学から一緒だと前に言っていたから


どうやらミサキとも接点があるらしい。



てか……



「レツ?」



レツはいまだに私の腕を掴んだまま


隣ではミサキが面白そうに笑いをこらえている。



「独占欲丸出しだな。」その小さなミサキの声を聞くと、レツは小さく舌打ちをして



私の腕を引っ張ってリビングを出た。