「ハルマこっち来ないで!!!」



今の状況をしらない人なら私がハルマを嫌いだと誤解するかもしれない


けど、今の私はハルマに近付いてほしくない


「やだやだやだ―!!!」




右手に消毒液、左手にガーゼ



「でも消毒しないと」

眉を歪ますハルマ



ハルマをを困らせたいわけじゃない。

だけど人間どうしても無理な事ってあると思う




そんな私にいい加減痺れを切らしたのか…



ソファーに座っていたレツが、ずかずかとこっちへ歩いてくると「貸せ。」消毒液をぶん取った。