「あぁ、お艷ちゃん。いらっしゃい。今日は一人?」

「はい。そうなんです。今日は九十郎さんから必ず来てほしい、っていわれていたので来てみたんですけど‥‥」

「え?。九十郎かい?九十郎は今日は休みだよ。」

「えぇっ…。そんな‥‥」



日にちを間違えたかと思って、どうしようか考えている時、






「お艷ちゃんっ。待たせてごめんね」





「あっ。九十郎さん!」


「それじゃあ、行こうか」

「え?どこに?今日はお店にいるんじゃないの?」

「今日は休みだよ。だからちょっと出掛けてみない?」