日曜に会うのは久しぶりだった。夜のネオンの中、こっちに向かってくる一際目立つ長身。明るめの癖のある髪。両手をパーカーのポケットに入れて、広い肩幅が強調される。
何度も会っているのに私はいつも初めて会う日のように緊張してしまう。
待ち合わせ場所から彼が来るのを待っているとその目を引くルックスに周りが振り返るのがわかる。くっきりとした眉の下に少し目尻の下がった二重で色素の薄い大きな瞳。クォーター特有の高く通った鼻筋。厚めのしっかりとした意思を感じる口元が、黙っていると少し怒っているようにも見える。
闇夜にもわかる程綺麗な肌の色も日本人離れしていて、白馬に跨がったらまるで凛々しい王子様だ。目が会った瞬間、口元がほころび目尻が垂れる。一転にして少年のような笑顔。私の心臓はいつもその瞬間持っていかれてしまうんだ。


