「あ、俺出てくよ。」


思わず彪兎の服の裾を掴んだ。


「彪兎も居てちょうだい??」


美緒ちゃんが言った。


「わかったよ。」


彪兎は隣に座ってくれる。


「あのね、京ちゃんをレイプした
男達が捕まったの。」


レイプの言葉に体が反応してしまう。


そんなあたしを見て
優しく手を握ってくれる彪兎。


頭から離れないあの恐怖。


「ほんとか!?」