はぁはぁはぁ…


普段走ってなかったせいか息切れがする。


「…お前、どこまで行く気だよ。」


突然の声に思わず体がビクついた。


振り返るとさっき目が合った奴だった。


「…何だよ。あんたもあたしの事
馬鹿にしに来たのかよ…?」


「はっ。あいつらと同じにするな。
 そんなつまんねぇ事しねぇっつーの。」


「だったら何しにきたんだよ」


「別に。なんとなくお前の目が
俺と似てたから気になって…」


あたしの目とこいつの目が似てる?


「どういうことだよ。」