「ねぇ、姫花?王子様の噂ってホント?」

鼻歌を歌いながらネイルをしている姫花に、話しかけた。

「フーフーフフ♪…んっ?あっ!王子様でしょぅ、ホントだよぉ」

姫花が言うには、他校にたくさんの彼女がいるらしい…


「あぁー、かっこよかった!」

「んッ?よっ…よかったね…」

何も知らない、実智琉が王子様をみて嬉しがっていた
はぁー。と深いため息をつき、ミルクティにストローを差し、飲んでいた
「ねぇ、瑠維は恋してないの?」

「ぶぅーっ」

「うわぁ!汚い、何してんのよ。」

「みっ…実智琉が、変なこと、言うからぁ」

「そうだよ、瑠維は恋してないの?ねぇ、るいぃー」