何で気づかなかったんだろ。 気づいた途端に 今まで普通にしてたことが 急に恥ずかしくなった。 頭撫でられたら死ぬな。 でも死んでもいいや。 いや、ヤだけど。 「沙綾」 びくっ 「ゆき君。」 「行くか。」 「うん-。」 妄想要注意だ。 私は自分に釘をさしながら ゆき君の隣を歩き始めた。 なんか嘘みたいだ。 好きって気づいたら凄く 奇跡に感じた。 でも...ゆき君にとっては?? そしてあることを思い出す。