【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「あの……ご主人様?」


「ん?」


「私と……その……えっと、2人きりで遊びに行ってもいいんですか?」


「えっ?」



ご主人様の顔から笑顔が消えて、私の方をチラッと見た。


道路の広くなってるとこにハザードをつけて、ご主人様の車は止まった。


私、何か変なこと言ったかな……。



「凛子は嫌だった?」


「えっ?」


「ゴメン……無理に誘うつもりはないんだ……。ただ、俺は……」



そこまで言うと、ご主人様は黙ってしまった。


“ただ”何を言いたかったんだろう……。