「わぁっ!素敵~!」
ご主人様の言う通り、お店の中はもっと素敵だった。
木のテーブルに木の椅子。
テーブルの上にはガラスの器に浮かんだ花が飾ってあって、天井にはステンドグラスの照明。
暖炉もある。
ここだけ日本じゃないみたい。
「あら、楓くんじゃない!久しぶりね~」
奥から女性が出てきた。
「お久しぶりです」
ご主人様が女性に会釈をする。
「あら?可愛いお嬢さんね」
女性は私の方を見ると、ニコッと微笑んだ。
「は、初めてまして!佐々木凛子です……」
「凛子ちゃんね。可愛い名前ね。さっ!好きな席にどうぞ?」
「はい。凛子?座ろっか?」
「はい」
私とご主人様は奥の窓際の席に座った。



