服を着替えて、ご主人様についてエレベーターに乗った。
エレベーターが着いた先は1階ではなく地下。
地下は駐車場になってて、さすが高級マンション。
止まってる車は高級車ばかり。
ご主人様が1台の黒い車の前に止まった。
これが、ご主人様の車?
車のことを全く知らない私でも見たことあるドイツ車のエンブレム。
確か……BMWって車だったような……。
「乗って?」
「えっ?あ、はい」
私は車の後部座席のドアを開けて乗ろうとした。
「そこじゃなくて、こっち!」
「へっ?」
慌てて後部座席のドアを閉めて、ご主人様の方を見ると、助手席のドアを開けて待っていた。
助手席に乗ってもいいの?
「あの……助手席に乗ってもいいんですか?」
「何で?いいに決まってるだろ?はい、早く乗って?」
「あ、はい……」
私は助手席に乗った。
ご主人様がドアを閉める。
助手席に彼女以外の女が乗っても平均なんだ……。
……って、私の考えが古いのかな……。