目がチカチカして、何とも言えない苦味が口に広がる。
うぇー!まずい。
マグカップをテーブルに置いて、ゲホゲホ咳込む私。
「大丈夫か?」
そう言って、駆け寄ってきた先生に涙目でコクコク頷く。
「もしかしてコーヒー飲めなかったのか?」
「…………ん」
「そか、悪かったな」
「ううん……」
「洗面所で口、濯いで来い」
「うん」
私は布団から出て、部屋を出るとお風呂場の脱衣所にある洗面所に駆け込んだ。
水道の水を出して、手で水をすくって口を濯いだ。
ついでに顔を洗う。
何とか口の中の苦味が少し取れた。
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