次の日――。


目を覚ますと、強烈な光りが目に飛び込んできた。



「眩しいっ!」



眩しさのあまり顔を窓と反対側に向けるた。



「おはよう」



キッチンに先生が立っていて、私の声を聞いて、こちらを向いて笑顔で挨拶してきた。



あ……そっか……。


私、昨日は先生の部屋に泊まったんだ。



「お、おはよう……」



私は上半身を起こして、布団の上に座った。


頭がまだ半分ボーとしてる。



「これ飲んで目を覚ませ」



そう言って、先生はマグカップを渡してくれた。



「うん……」



受け取ったマグカップに口を付ける。



「…………にがっ!」



ボーとした頭で、何かわからず飲んだものはコーヒー。


しかもブラック。


飲んだ瞬間、目が覚めた。