【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル




部屋が片付いた後、先生と私は順番にシャワーを浴びた。


まさか泊まるなんて思ってなかったから着替えなんか持って出てなかった。


だから先生の部屋着を貸してもらった。


先生はベッド、私は床に敷いた布団にと、それぞれの寝床に入った。


私が寝ている布団は、先生が1人暮らしを始める時に、先生のお母さんが「誰か泊まりに来た時に困るから」と言って、持たせてくれた布団らしい。


先生は布団を敷きながら「役に立った」と言っていた。



「佐々木?起きてるか?」


「うん……」


「ご主人様に連絡しなくていいのか?」



"ドキン――"


ご主人様と聞いて胸が高鳴った。


忘れてたのに……。