【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「……せん……せ?」



先生が何を考えてるのかわからず、再び不安になった私は、恐る恐る先生に声をかけた。



「なぁ、佐々木?」


「ん?」


「仕事先で何かあったのか?」


「えっ?何で?何もないよ。ご主人様も優しいし……良くしてもらってるよ」


「そっか……なら良かった」



何でそんなことを聞くの?


私が泣いたから、仕事先でイジメられてると思ったのかな……。


ご主人様には凄く良くしてもらってる。


何も言うことはない。


でもね……。