【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「じゃー、何があった?ん?」



まるで小さい子供を慰めるように、先生はそう聞いてきた。



「何かあった時じゃなきゃ……会いに来ちゃいけないの?」



小さい子供を慰めるような先生の態度。


それに応える私は、本当に子供みたいだ。



「そんなこと言ってないだろ?」


「先生に……会いたかったの……ただ、それだけ……」



やっぱ迷惑だったよね?


先生、困ってるよね?


私の目に涙が溜まっていく。


何が悲しいのか……。


目の中に溢れた涙は収まりきれなくなって、ポタポタと落ちていく。