【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「私、何か作りましょうか?」



買い物にも行ったから食材はあるし、簡単なものなら作れるからそう言ったんだけど……。



「いいよいいよ」



と、笑顔で、ご主人様にそう言われてしまった。


でも……。



「えぇ!彼女、メイドなんでしょ?何か作ってもらえばいいじゃん」



と、彼女は不満げ。



「アヤ?ワガママ言わないの。お腹空いたんだったら宅配ピザでも頼むか?」


「いいっ!いらない」



相変わらず彼女は不満げで、ご主人様は"ヤレヤレ"って顔をしてる。



「凛子?ゴメンな。今日はもう休んでいいから……」


「はい……。失礼します……」



私は会釈して、リビングを出て自室に入った。