夜――。
私ひとりだけの晩ご飯を作る気にもなれず、近くのコンビニで買ってきたカップラーメンで簡単に晩ご飯を済ませた。
静かなリビング。
時計の時を刻む秒針の音だけがリビングに響いていた。
時計を見ると、21時を少し回ったとこだった。
ご主人様は何時に帰れるかわからないって言ってたな……。
朝ご飯の準備をして、お風呂に入って寝ようかな。
そう思って、キッチンに行こうとした時……。
玄関の鍵が開く音がした。
あっ!ご主人様が帰ってきたんだ……。
ワクワクしてる自分がいた。
まるで、ご主人様の帰りをずっと待っていた飼い犬のような……。
私はリビングを出て、玄関に向かった。



