「うわぁっ!旨そう!これ、凜子が作ったの?」
彼はそう言いながら、ダイニングテーブルの椅子に座った。
「あ、はい!」
私はお味噌汁をお椀にいれ、ご飯をお茶碗によそった。
それを彼の前に置く。
「いただきます」
彼は手を合わせ、そう言うとお味噌汁を一口飲んだ。
まずかったらどうしよう……。
ドキドキしながら彼を見ていた。
「旨い!料理、上手なんだね」
「ありがとうございます。母親が料理しない人だったから……」
「そっか……。で、凜子は食べないの?」
「えっ?私は後で……」
「一緒に食べよ?」
「い、いいんですか?」
「もちろん。1人で食べるより2人で食べた方が、もっと旨いだろ?」
彼はそう言って、ニコッと微笑んだ。
私はキッチンに置いてあった自分の朝食をトレイに乗せて、ダイニングテーブルに運んだ。



