それから晩ご飯を適当に済ませて、お風呂に入って、早めにベッドに入った。
体は疲れてるはずなのに眠れない。
このフカフカのベッドのせい?
広すぎる部屋に広すぎるベッド。
しかも今まで寝たことがないようなフカフカ。
私はベッドに寝たまま天井をボーと見つめていた。
「あっ……そう言えば……」
天井に向かって独り言を吐く。
彼のことは何て呼べばいいんだろう……。
聞くの忘れてたよ。
和泉さん?楓さん?
いや、でも私と彼は同じ屋根の下に暮らすことになったとは言え、関係は雇い主と従業員みたいなもの。
だから名前で呼ぶのは失礼かも……。
だからって"あの"とか"すいません"って言うのも失礼だし……。
やっぱここは、ああ呼ぶしかないのかな……。
うん、そうしよう。
私は自分の中で彼の呼び方を決めて、そのまま目をつむった。



