【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル




これは、同情?


先生は私に同情してるの?


ご主人様がアヤさんと結婚することになって、ご主人様の家を出た私が可哀相だから?


だから“一緒に暮らそう”なんて言ったの?



「先生?私に同情してくれてるの?」


「はっ?」


「私が可哀相だから?」



そこまで言うと、何故かわからないけど涙が溢れてきた。



「違う!俺は同情なんか……」


「先生、もういいよ。ありがとう……先生の気持ちだけで私は充分だから……」



私は先生の言葉を遮った。


先生が私と本気で一緒に住むことなんて考えてない。


ただ、同情してるだけなんだ……。