【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル




次の日――。


私が出て行く日の朝を迎えた。


本当は、ご主人様が寝ている間に出て行こうと思った。


けど、なかなか寝付けなくて、荷物を纏めて、寝たのが朝方。


早めにセットした携帯のアラームにも気付かず、起きたらいつも通りの時間だった。


ヤバいな……。


服を着替えてる時に、そんなことを思った。


今、ここを出たら、もしかしたらご主人様がいるかもしれない。


ご主人様の顔を見ると辛くなるから見たくなかったのに……。


どうしよう……。


でもこのまま、ここにいるわけにもいかず……。


私は荷物を持って部屋を出た。