【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル




部屋に入った途端にブワァッと溢れる涙。


拭っても拭っても涙は止まらない。


ドアにもたれ掛かり、そのままズルズルと座り込んだ。


流れる涙のように、全て流れて行けばいいのに……。


今までの出来事が夢だったらいいのに……。


声を出して、大声張り上げて泣きたい。


喚き散らしたい。


そうしたいのを我慢して、膝を抱え、声を殺して泣きつ続けた。


最後の夜は更けて行った……。