【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル




先生の唇が私の唇から首筋に下りてくる。


背中がゾクゾクとなって、私は目をギュッと閉じた。


アヤさんが言った“妊娠”の言葉が頭に浮かぶ。


でも、これで何もかも忘れられるんだ。


アヤさんが言ったことも、ご主人様のことも忘れられるんだ……。


さようなら……ご主人様……。


私は更に目をギュッと閉じた。


その時、先生の重みを感じていた体が急にフワッと軽くなった。


目をゆっくり開けると、やっぱり真上に天井が見えて……。


でも、さっきまで私を見下ろしていた先生の顔はなくて、私は顔だけ横に向けると、ベッドの縁に座ってる先生の背中が見えた。