しばらくの沈黙が続いた。
そして……。
私の体が揺れて、気付くと真上に真っ白い天井があって、先生が私を見下ろしていた。
その時、ベッドに押し倒されたことに気付いた。
長めの髪が垂れて、その隙間から見える先生の顔に“ドキドキ”していた。
「せん、せ?」
「いいんだな?」
私は何も言わずに、ただ“コクン”と頷いた。
「後悔しねぇ?」
再び“コクン”と頷く私。
先生の顔が近付いてきて……先生にキスされた。
口の中に先生の舌が滑り込んできた。
あの時、突然キスされた時と違って、先生のキスを素直に受け入れることが出来た。
「…………んっ」
先生の優しく甘いキスでクラクラ酔いそうになる。
部屋に響くのは、お互いの舌を絡める音と私と先生の吐息が混ざり合う音だけだった。



