【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「凛子さん……ゴメンなさい……。さっきも言ったけど、楓は何も悪くないの。悪いのは全て私なの。責めるなら私を責めていいから……。あとね、凛子さんは楓の傍にいてあげてね」



アヤさんが頭を下げてきた。



「私に……アヤさんを責める資格はないですから……」


「えっ?」


「私とご主人様は恋人同士でも何でもなくて、雇い主とメイドの関係……ただ、それだけで……」


「凛子さん……」


「これからは、ご主人様の傍にいるのは私じゃなくてアヤさんだよ?」


「ダメ……私は楓の傍にいる資格はないの。約束したから……だから……」



アヤさんの目から涙が流れていく。