「出ましょうか?」
体調が悪いのならこんなとこにいない方がいいと思って、そう言ってみたけど……。
「だ、大丈夫だから……」
と、アヤさんに言われた。
アヤさんはハンドタオルを鞄の中にしまう。
本当に大丈夫なのか?
「あのね……凛子さん……」
ティーカップに目線を落としたアヤさん。
「はい……」
「私ね、凛子さんに謝らなきゃいけないことがあるの……」
そう言ったアヤさんはティーカップから私を見る。
「えっ?」
謝らなきゃいけないこと?
何だろう?
アヤさんに謝られるようなことあったっけ?
私はアヤさんを見つめたままアヤさんの言葉を待った。



