「何か、あったんですか?」
ティーカップを見つめるアヤさんにそう聞いてみた。
何か思い詰めてるように感じたから……。
アヤさんは小さく溜め息ついた後に、キャラメルティーに口を付けた。
“カチャ”と、ティーカップとソーサーがぶつかる音がして……。
アヤさんは鞄の中からハンドタオルを取り出すと、それで口元を押さえた。
眉間にシワを寄せたままハンドタオルで口元を押さえたままで、気持ち悪いんだろうか……。
そう言えば、どことなく顔色も悪いような……。
体調が悪いのかな?
風邪でもひいてるのかな?
「あの……大丈夫ですか?」
「大丈夫……ゴメンなさい……」
アヤさんは口元にハンドタオルを押さえたままそう言った。



