お店の中は、紅茶だけじゃなくカップやいろんな道具などが置いてあって、雑貨屋さんが一緒になった感じ。
それに店内には若い女性客が多い。
店内を見て回る。
「ねぇ?あれってカップルかなぁ?」
私たちの後ろでそんな声が聞こえた。
チラッと後ろを見ると、ギャルっぽい女の子2人組がいた。
私とご主人様のことを言ってるの?
「違うでしょ?だって全然、釣り合ってないじゃん。兄妹とか親戚とかじゃないの?」
「だよね~。もし彼女なら趣味悪っ!って感じ?地味だしさぁ……。あぁ、でも下手物が好きな人もいるか」
「ウケるんだけど」
“キャハハ”と下品な笑い声が聞こえる。
ご主人様のことを悪く言われたみたいで嫌だった。
と、同時に私は周りからそういう風に見られてたんだとわかった。



