“キュルルル――”
や、やだ……。
私は自分のお腹を手で押さえた。
こんな時にお腹の虫が鳴くなんて……恥ずかしい……。
「お腹、空いた?」
ご主人様がクスクス笑ってる。
恥ずかしくて、ご主人様の顔が見れない。
俯いたまま“コクコク”と頷いた。
「何か食べに行こ?」
ご主人様は私の頭をクシャクシャとして私から離れた。
お腹を押さえたまま、ご主人様を見る。
「約束したろ?外でご飯食べよ?って。用意したら出ておいで?」
ご主人様はそう言って、部屋を出て行った。
私はベッドから出て、クローゼットから服を取り出して、それに着替えた。
そして自分の部屋を出て、ご主人様の待つリビングへ行った。