んっ……。
あれ?私……。
目を覚ますと、白い天井が見えた。
ここ……私の部屋?
「凛子?気がついた?」
えっ?
顔を横に向けると、ベッドの横に置かれた椅子に座ったご主人様がいた。
「あ、あの……私……」
「気を失って倒れたんだよ」
「えっ?倒れた?」
あの時……先生にキスされて……。
それから……。
倒れる前のことを思い出そうとした。
あっ……。
「あの、ゴメンなさい……。私と先生は何の関係もないんです……」
「先生?」
「あの人、私の高校の時の先生で……」
「じゃー……京介と凛子は教師と教え子の関係?禁断の恋ってやつ?」
ご主人様は私と先生の関係を誤解してる……。
ちゃんと話さなきゃ。



