「凛子……」
切ない声で私の名前を呼ぶ先生。
そして――。
先生の顔が近づいて来て、私の唇に先生の唇が重なった……。
「……んんっ」
手を先生の胸に持って行き、押して離れようとしたけど、男性の力に敵うはずもなく……。
自分の腕に力を入れて更に強く私を抱きしめる先生。
口の中に先生の舌が入り込み、私の舌に絡ませてくる。
「……んっ」
漏れる声と舌が絡まる水音。
香水の甘い香り。
全てが私を酔わせて、体から力が抜けていく……。
胸のドキドキと苦しさが交差する。
ご主人様に見られている恥ずかしさ。
そして……罪悪感……。
それから先生にファーストキスを奪われたドキドキ感。
全てが体を巡っていく……。
