【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「はい、お箸と取り皿」



先生に割り箸と紙のお皿を渡した。



「サンキュー。ねっ?食っていい?」


「どうぞ?」


「いただきます」



先生が卵焼きを取って口に運んだ。


誰でも作れる定番のものだけど、美味しいかマズイか凄く気になる……。



「旨い!」


「ホント!?」


「あぁ。甘い卵焼き好きなんだ」


「良かった」



“旨い”と言ってくれた相手が、ご主人様じゃなくても凄く嬉しかった。


私もお弁当を食べ始める。


美味しい……。


外で食べるご飯って、こんなに美味しかったっけ?


先生は“旨い”“旨い”と言って食べてくれた。


多過ぎるかな?と思ったけど、2人でペロリと平らげてしまった。