部屋の中は相変わらず汚い。
一昨日、片付けたばかりなのに、もう散らかってる。
「先生?何で2日でこんなに散らかるの?」
「しょうがねぇだろ?男の一人暮らしなんてこんなもんだよ」
先生はそう言ってベッドの縁に座った。
「男の一人暮らしでも綺麗にしてる人はいるよ?てか、何か穿いて下さい。目のやり場に困ります!」
「あ?」
先生は自分のトランクスに目をやった。
「お前、厭らしいな」
先生がクスッと笑う。
「もうっ!変なこと言わないで!」
私はそこにあったクッションを投げつけたけど、先生に見事にキャッチされてしまった。
鼻で笑った先生は、部屋を出て脱衣所に行った。
その間に先生の部屋の片付けを始めた。



