【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル




友達なんかいるわけなく、電車を降りて向かった先は、先生が住むアパート。


道をよく覚えていたなと自分でも感心するくらい迷うことなくアパートに辿り着いた。


いるのかいないのかわからない。


日曜日だから、もしかしたらいないかもしれない。


もし、いなかったらネカフェにでも行けばいいや。


先生の部屋は確か……1階の1番奥だったはず……。


先生の部屋の前に立って、玄関の横にある呼び鈴を押した。


“ピンポーン”


呼び鈴の音が聞こえる。


あれ?やっぱ、いないのかな?


もう1回押してみようか……。


それとも諦めようか……。


そんなことを思ってると、中から足音が聞こえ「はーい」って言う先生の声が聞こえた。