「俺と親友とアヤは、大学の先輩後輩の仲でさぁ……。俺と親友は高校の同級生で、アヤは大学に入ってからで、学部はそれぞれ違ったけど同じサークルで、いつも3人一緒で……」
ご主人様は前を向いて、思い出を語るようにポツリポツリと話し始めた。
「俺らが4回生の時に、アヤが入学してきて、モデル並に綺麗なアヤは大学中で人気があってさぁ……。
そんなんだから女友達が出来なかったアヤは、同じサークルだった俺らといつも一緒にいるようになったんだ。
その頃、俺も親友もアヤのことが好きだったんだ。
でも、アヤが選んだのは親友で……。
俺にとって、親友もアヤも大切な存在だったから、2人が付き合うことは嫌じゃなかったんだ。
2人が付き合っても、俺らの関係は変わらないと思ってたし、いつも一緒にいたから……。
でもな……」
そう言って、ご主人様は私の方をチラッと見て、また前に向き直った。
でも……何だろう……。
3人の間で何があったんだろう……。



