【先生×生徒シリーズ】運命のトライアングル





「アヤはさぁ……」



ご主人様の口から出た、あの女の名前。


私の胸は“チクン”と痛み、自分でも顔が強張っていくのがわかった。



「彼女じゃないんだ……」


「えっ?」



ご主人様の突然の告白に、言葉を失う。


彼女じゃない?


まるで恋人同士のような雰囲気があったのに……。



「親友の元彼女。俺はアヤの彼氏役」



ご主人様はそう言ってクスッと笑った。


親友の元カノで、ご主人様は彼氏役?


どういうこと?